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数年前、2号線の宮川を越えた辺から芦屋川付近にかけて多数のラーメン屋が出店して以来、「芦屋ラーメン戦争」などと呼ばれるようになりました。

どの店もそれぞれ個性を発揮して撤退することなくがんばっていましたが、最近、「もっこす」が脱落しました。





地元民の人気ナンバー1である「ふうりん」の隣と言う厳しい状況にありながら、麺やスープについて客の細かい要望に対応する等努力をしてきましたが、ついに力尽きたようです。

ところで、

この「芦屋ラーメン戦争」は、この地区にあった行列のできるラーメン屋「芦屋らーめん」の周りに店が集まることによって始まったわけですが、最近、ここの売りだったキムチ食べ放題がなくなってしまいました。値段据え置きで、このサービスダウン・・・。過去の「芦屋らーめん」を知る方はご注意を。

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もう1軒の湯がきたて「ささめうどん」を食べられる店が、阪神野田駅構内の『戎家』です。
場所の説明はとても簡単で、一つしか無い改札口を出た正面です。



食券を買って中に入ります。と言っても、構内の一角を間借りしているだけですので、数人で一杯になってしまいます。



本家の『吾妻』と違い、こちらは立ち食いですから、注文を聞いてから湯がきはじめると言っても、うたい文句通り3分くらいで出来上がります。

開店した4〜5年くらい前はトッピングの種類が少なく閑古鳥が鳴いていましたが、今はメニューの種類も増え、常連客も増えたようです。

『吾妻』のささめはあんかけでしたが、こちらは普通の出汁です。



なぜ細うどんにしたのか、そのいきさつを解説した新聞が貼ってあります。

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行ったことがありますよっ!
[ gri ] 2011/11/16 19:57:21 [ 削除 ]
前を通り過ぎたことがありますよっ!
[ フラモニ ] 2011/11/16 20:53:11 [ 削除 ]
★griさん。
私、すきっ腹で通りかかると、ついつい食券を買ってしまいます。
★フラモニさん。
通り過ぎてはいけません。是非一度ご賞味を。

[ 今津っ子 ] 2011/11/16 21:39:13 [ 削除 ]
昨日、孫の所(野田駅そばのマンション)へ行った時、この前を通りました。あっ、この店のことを書いてはったんやと思いながら。
[ imamura ] 2011/11/18 8:44:38 [ 削除 ]
★imamuraさん。
次の機会には是非お立ち寄りください。
生麺と出汁のセットのお持ち帰りもあってとても便利です。
[ 今津っ子 ] 2011/11/19 8:35:27 [ 削除 ]
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テレビのグルメ番組で「裏メニュー」がよく話題にのぼります。高級店のリッチな裏メニューはさておき、庶民の利用する食堂で最近共通して増えてきたのが「細(ほそ)うどん」です。

「細うどん」の麺自体はスーパーでも見かけることがありますが、食堂のメニューに「細うどん」が載っていることはまずありません。ところが、メニューには無くても、うどん注文時に「細うどんで・・・」とリクエストできる店が結構あります。JR西宮駅前のうどん屋、市役所地下の食堂。。。

ただ、今述べた「細うどん」は単にうどんが「細い」と言うだけですが、今回紹介するのは、漢字で書くと同じ「細うどん」ですが、こちらは「細(ささめ)うどん」と言います。

現在、「ささめうどん」が食べられるのは、私の知る限り、大阪府下の2軒です。
まず、「元祖ささめうどん」を紹介します。

場所は大阪府池田市、阪急池田駅からすぐ、落語ミュージアムの近くです。



池田から中山寺、有馬、伊丹、西宮に向かう旧巡礼道(篠山街道)沿いにあり、元治元年(1864年)創業で大阪府下最古のうどん屋とされる「吾妻」がその店です。



老舗らしく、古い看板がたくさんかかっています。



吾妻の「ささめうどん」です。



いわゆる「あんかけうどん」です。ただ、麺が細いのです。そして、細(ほそ)うどんと違い、細(ささめ)うどんのなによりの特徴はうどんが生麺からのゆがきたてだと言うことです。

うどんは太いので、蕎麦やラーメンなどと違い、関西うどんはあらかじめ湯がいておく必要があります。そこで、先代のご主人が客を待たせることなく、かつ、ゆがきたてのうどん食べていただきたいと言うことで、細いうどんになったそうです。

では、この細いうどんを何故「ささめ」と呼ぶのかが問題になりますが、先日、関西テレビの「となりの人間国宝さん」にこの吾妻が取り上げられた時にお店の人がその由来を説明していました。昔、谷崎潤一郎夫人が店に来た時に「細雪」にちなんで「細(ささめ)うどん」にしたらどうかと提案されたのだそうです。

もう1軒、阪神電車沿線に、ささめうどんが食べられる店があります。

(つづく)

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今回は今津の話ではありません。

川西市平野に「三ツ矢サイダー発祥の地」があります。阪神間モダニズムの一つとして数えられる興味深い施設です。

清涼飲料水のサイダーは、今から120年前の明治14年に現在の兵庫県川西市平野の鉱泉を使って日本で始めて製造されました。その3年後の明治17年にはこの炭酸水をびんに詰めて「平野水(ヒラノスイ)」として発売されました。これが後の「三ツ矢サイダー」です。

やがて平野でのサイダー製造は中止されましたが、製造所跡は「三ツ矢サイダー発祥の地」として現存します。





ただ残念なことに、2005年、所有者のアサヒ飲料の都合により公開が中断され、現在は立ち入ることができません。
そこで、自由に立ち入りができた2000年現在のようすを写真で紹介したいと思います。

当時は、アサヒ飲料が経営するホームセンター「サンシャイン平野店」の奥が製造所跡になっていました。



入口に案内地図がありました。



ホームセンターの奥に進むと、時代を感じさせるイイ感じの建物がありました。



さらに進むと「三ツ矢サイダー」の碑が見えます。



碑に向かい合って、「御料品製造所」と言う小さな建物がありました。



これは明治30年に「三ツ矢印平野水」が東宮殿下(後の大正天皇)の御料品として採用された結果、明治45年、皇室及び各宮家へ御料品を納品するために建築されたものです。



「御料品製造所」は記念館になっていて自由に立ち入ることができました。私が訪問した1年後の2001年に整備されたようですが、2000年の時点では僅かにラベルの展示パネルだけがポツンと置いてありました。



この発祥の地が現在どうなっているかは、またあらためて。

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今津っ子さんが、能勢電鉄沿線まで遠征されるのは何かの伏線でしょうか?
三ツ矢サイダーと今津の関係となるとアサヒビール西宮工場がありそうですが。
三ツ矢サイダーは安くて缶のサイズがちょうど良いので今もよく飲んでいます。


[ 西宮芦屋研究所員 ] 2011/10/14 20:14:55 [ 削除 ]
平野は縁があって時々行くことがあり、以前撮った写真が出てきましたのでアップしました。
他意はありません。めんぼくない。
[ 今津っ子 ] 2011/10/15 20:56:33 [ 削除 ]
ずっと以前唐突な質問に気さくに答えて頂きました。いつも拝読させて頂くのみで、ブログ中断、心配しておりました。お体お大事になさってくださいね。
三ツ矢サイダーの古い建物の写真いいですね。アサヒビール関連となるとウイルキンソン炭酸が出てくるのかな?と思いましたが・・・今後も西宮の歴史、雑事楽しみにしております。
[ miko-chang ] 2011/10/17 9:42:24 [ 削除 ]
★miko-changさん
お心遣いありがとうございます。
たまたま今回はアサヒ関係の記事になりましたが、西宮では来年は工場閉鎖のことでなにかとアサヒが話題になりそうですね。
[ 今津っ子 ] 2011/10/18 6:36:34 [ 削除 ]
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お役に立つ情報でも、お店紹介でもありません。
文字どうり、ただのお散歩報告です。

最近はレディース・デーやレディース割引を実施する店をよく見かけます。
大阪市内のあるラーメン屋さんも、そんな店の一つです。



この店のレディース・デーのお知らせが、なんとも今どきだなと感心しました。



普通は「女性の方」なのに「女性と思われる方」って。。。

  マツコ・デラックスは論外だろうな。
  ミッツ・マングローブは女装家ってばれてるし。
  はるな愛はどうなんだろう?

  さらに

  おっさんみたいなオバチャンの立場はどうなる?

しばらく楽しませてもらいました

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今津っ子さんも試してみられては?
可愛くなるかもしれませんよぉ。
[ gri ] 2010/12/24 8:11:32 [ 削除 ]
★griさん。
ムリムリムリムリ、絶対ムリ!!!
どこをどういじってもオヤジです (^.^;)
それより、griさんがオヤジに変身するほうがオモロイでしょ♪
[ 今津っ子 ] 2010/12/24 19:46:18 [ 削除 ]
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先日、芦屋市立美術博物館が来年3月で休館か、と言う新聞報道がありました。

かつて、芦屋市の財政難により休館の方針が打ち出されたことがあり、2006年、大森一樹氏らの努力で市直営のまま半ばボランティア同然のNPO法人に業務委託すると言う変則的な方法で生き残りました。ところが、来年度から正式な指定管理者に業務委託することになり、入札の結果、現在のNPO法人ではなく、別の業者が落札したものの、先日、市議会でその業者への委託が否決され、来年4月以降の管理者が居なくなってしまいました。



一般には美術館のイメージの方が強いのですが、ここはいわゆる郷土資料館も兼ねています。
芦屋の文化財や古文書等を収集整理して保管し、調査研究する施設はここしかありません。
現在のスタッフは現在のNPO法人に属していますので、仮に来年3月で業務委託が解消されると全員居なくなり、全ての活動は停止してしまいます。



今後のことが心配なので、お世話になっている館員さんにお話を伺いに行ってきました。
4月以降のことが未定なだけで、まだ休館と決まったわけでは無いそうです。
はっきり決まるまで、スタッフ一同、従来通り業務に励みます、とのことでした。

財政難はどこの自治体も同じです。今回の報道で芦屋は既に全国に恥をさらしました。文化と言うものをどう考えるか、芦屋市民の見識が問われているのではないでしょうか。

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西宮もそうですが、行政は文化を大切にしない。
恥ずかしいですね。
富田砕花翁も泉下で泣いておられるでしょう。
[ imamura ] 2010/12/07 19:32:40 [ 削除 ]
そうでしたか…。入館料も安く、お庭で子ども達が遊んだりマーケットの場に提供されたりと、開かれた美術館として素晴らしいと思っていましたが。いい形で生かされることを切に願います。
[ gri ] 2010/12/07 20:30:25 [ 削除 ]
☆akaruさん。
ごもっとも。
役所もさることながら、文化は票にならない、と言うことで議員のみなさんも無関心なようです。
[ 今津っ子 ] 2010/12/07 20:32:46 [ 削除 ]
☆griさん。
庭もいいですね。
気候の良い季節には、庭のでっかい石に座ってお弁当を食べている家族をみかけます。
堅苦しくなく、親しみやすい美術館ですね。
[ 今津っ子 ] 2010/12/07 20:38:08 [ 削除 ]
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今津っ子 

変わり行く今津の風景の中に、今も残る昔の面影を探します。

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