西宮市が市民に配布している地図を使用しています。

1 宮の通いは、上流の河川敷内で西国街道から分岐しますが、現在では分岐点から甲武橋までは歩行不可能です。

明治時代と現在を比較した地図はこちら

2 甲武橋西詰め南側の交番からスタートします。

なお、この付近には鉄道の最寄り駅は無く、阪急西宮北口から日中2時間に1本、JR甲子園口からも日中2時間に1本、バスが出ている程度です。

3 交番脇の階段を下ります。
4 途中から舗装された坂道に変わります。

古道は、前に見えるマンション敷地内を斜めに横断したようですが、現在は直線化され、ほぼ直角に右に曲がるようになっています。

5 新堀川を渡ります。
写真は、先ほどの坂を振り返ったところです。

なお、この新堀川はかつては重要水路で、ほぼ武庫川の堤防沿いに下り、JR線の少し南でやや西に向きを変え、阪神電車線付近で川幅が広くなると共に新川と名前を変えて今津港に達します。

6 拡幅された道を進みます。

なお、道の右(西)は、かつては升形池と言う池でしたが、現在は埋められています。

7 この辻から南は、かつての樋口新田集落です。

樋口新田ではこの道を「西宮道」と呼んでいたようです。(『武庫郡誌』による)

8 この付近までが、旧樋口新田集落です。

なお、樋口新田(現、樋ノ口町)は、西宮市との合併以前は旧甲東村に属し、現在も甲東支所管内になっています。

9 A区間は、ほぼ全区間、道は細い用水路に沿っています。

この用水路は、先ほどの升形池を水源とし、下流の瓦林地区まで水を供給するものです。

10 右に樋口小学校が見えてきます。小学校南端までが旧樋口新田で、その先は旧瓦木村に属する荒木新田(現、荒木町)となります。

瓦木村は、旧瓦林村と旧高木村を合わせたもので、西宮市との合併後はその瓦木支所管内になっています。

11 旧道は、この辻で用水路と分かれて斜め右に曲がりますが、現在は公園に飲み込まれ、その先をたどることが出来ません。