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万博ホール

万博の期間中、各国代表として多数のアーチストが来日して演奏を行った。クラッシク関係のコンサートは主に大阪市内の大きな会場で開かれたが、ポピュラー関係は全てこの万博ホールが使われた。
各国のパビリオンについては、沢山の写真が残っているのに反して、当時の万博ホールの写真はほとんど残っていないようで、残念ながらまだ手に入っていない。ここではとりあえずコンサートプログラムの巻末にある解説とイラストを元に紹介することにする。

会場内の位置と外観
メインゲートから見てお祭り広場の一番奥、噴水の向こう側にある。お祭り広場から見えているのは舞台奥で、ホール入口は反対側にある。下のイラストはお祭り広場から見たホール外観が描かれている。なお、この噴水の一部が水上ステージとなっていて、図右の階段を上がるとホール舞台につながる構造になっている。

ホールの構造
このホールの構造でもっとも特徴的なのが舞台奥のホリゾンの部分である。遮音遮光を兼ねた一般的なホリゾンの奥に、更に高さ10m幅30mのガラススクリーンがあり、ホリゾンを上げると、舞台越しに、噴水や水上ステージ、お祭り広場が目の前に開けるようになっている。

ホール内の様子
下のイラストは2階席から見たホール内で、上に述べたホリゾンを上げて、ガラス越しに噴水などが見えている様子が描かれている。

ホール座席表
1500人収容で、前3列はイベントによっては使用されない。また、1-2扉と1-7扉を結ぶ通路の上段はロイヤルボックスになっている。なお、Fukui氏提供のチケット画像のCC-3席は、2階の前から3列目、舞台に向かって一番左端にあたる。

現在の万博ホール
ホールは健在であるが、噴水の部分は植木に変ってしまっている。